つれづれのおはなし

よそじ、つれづれ。

けんちゃんのこと その壱

今回は久しぶりに、里親のお話を。

現在我が家では、けんちゃん(仮)という2歳の男の子が家族の一員として一緒に暮らしています。

けんちゃんが1歳5ヶ月のとき、初めて施設で会いました。第一印象は、

『全然笑わないなぁ』

というものでした。そりゃ初対面でニコニコしてるほうがおかしいのかもしれないけど、けんちゃんの緊張フェイスは、交流を初めて三ヶ月たってもあまり変わりませんでした。

どのように里子ちゃんの委託を受けるかは、その時々の状況によるので、今回のように必ずしも交流期間があるわけではありません。

今まで我が家に来た子たちは、「昨日連絡が来て、今日来る」というパターンだったので、必要な物も心の準備も、全く出来ない状態でした。でも今思うと、それが逆に良かったのかなぁと。来てしまえばなんとかするしかないわけで(笑´∀`)

交流期間があると、その子のことを良く知る時間がある反面、不安も生まれてくるというか。

けんちゃんの『笑わない』が、私にはずっと引っかかっていて、うちに来て、楽しく過ごしてもらえるんだろうか?っていうことと、たまに火がついたように1時間近く原因不明の号泣(いや、わからないだけで原因はあるんでしょうが)をすることが引き取りまでずっと不安でした。

号泣はもうそれこそ、手がつけられないっていうか…抱っこもろくにさせてもらえないような、絵に書いたようなジタバタ号泣。鳴き声もすごい。

本当に相性が悪かったら、お互いのためにならないので、せっかくのお話だけどお断りしようか…と真剣に悩んだほどでした。

でも、よく考えてみたら、相性も何も、けんちゃんはただ一生懸命生きてるだけで、その精一杯を全力で受け止めてあげるのが私たちに出来ること。

私、自分でいうのもなんですが基本ネガティブなくせに、行動してみないと気が済まないタイプでして。

悩むより慣れろ。

って誰かが言ってた気がする。

ということで、我が家に来ることになったけんちゃんは、そんな不安もどこへやら、今では毎日ゲラゲラ笑ってます(笑´∀`)

でも、まぁそこは、2歳児なんで!

王様なんで!

山の天気のように機嫌はコロコロ変わり、ギャン泣きすると相変わらず手はつけられないですが、なんとかかんとかやっています。

もちろんイライラすることも、カッとなることもあります。

そんなとき、2歳児 ヒステリー とかで検索して、みんなそうよねーワカルワカルと自分をなぐさめてみたりもします(笑´∀`)

以前にセミナーで知り合った大先輩里親さんが、神のように穏やかで優しい方だったので、つい、「怒ったりすることありますか?」って聞いてみたことがあり。

神曰く、
「やっぱりイラっとすることはある。でも、そういう時にはまず、離れること」
だそうです。

カッとして怒ったり、手を上げたりする前に、すっと子供から離れると。

そうすれば大抵、気持ちも治るし、子供も冷静になると。

なるほどねぇー。でも、こんなことも言っていました。

「今は自分の子供も独り立ちして、仕事も嘱託で、余裕を持って子育てできるから。時間に余裕があると、心にゆとりができるから。自分の子供を育ててるときは、全然違ったよ」と。

なんか私の以前の上司もおんなじようなこと言ってたなぁって思い出しました。

「優しい奴は、余裕があるやつだ。精一杯仕事をやってて、自分に余裕がないから、頑張ってる奴が厳しいのは当然。」

いや、別に優しい人はヒマな人ってわけではないんですよ。要は、

人が優しくなれるかどうかは、その人の性格のみによるものではないってことで。家族構成だったり、環境だったり、収入だったり、仕事だったり、みんなそれぞれ違うわけで。当たり前ですけど。そんな中で優しさだって、それぞれ違っていいのでは、なんて思います。

長くなってきたので、続く…